- 作者: 西田俊也
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2019/07/10
- メディア: 単行本
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結構衝撃的なタイトル
挿絵の繊細さに惹かれて手に取った本
中身も繊細でした
小学6年の3学期に
同級生が病気で亡くなったことを知った主人公
でも
受験や卒業やら
慌ただしく時が過ぎる中
誰もその死を口にしなくなり
向き合うことのないまま
中学生になる
同窓会を機に
亡くなった同級生と向き合うことを始めた主人公
亡くなった同級生の墓参りをしに行こう、と
かつてのクラスメイトに声をかけ始め
知らなかった友人の姿を知っていくことになる
死への向き合い方も
亡くなった人との関係も
想いも
人それぞれ
死は終わりではなく
生きることのはじまり
という言葉にも感銘を受けた
人は亡くなっても
生き方が変わっただけ
と捉えることもできるんだ
とじんわりと温かい気持ちになった一冊でした