読書メモ〜祭り囃子がきこえる

祭り囃子がきこえる


川上健一著

祭り囃子がきこえる

祭り囃子がきこえる

青森県出身である著者の作品であるときき
手に取った

祭りをモチーフに
えがかれた短編のストーリー

じんわりと
心に暖かく沁みるストーリー

死期が迫る母親が最期に五所川原立佞武多を見たいと言い
それを叶えるためにホスピスから母親を連れて
母親の郷里である五所川原に旅立つ息子と母親

私には両親の願いを叶えてあげる度量はあるかな
私の最期の願いを叶えようとしてくれる家族はいるかな
そう思ったら
泣けてきた

家族を大切に
してあげたいことは
すぐにでもしてあげよう

描かれている祭りの情景も素敵だったけれど
家族や人の結びつきを
感じさせてくれた本でした