読書メモ〜傾聴力

傾聴力


大津秀一著

1000人の患者を看取った医師が実践している 傾聴力

1000人の患者を看取った医師が実践している 傾聴力

苦しみを知る場合まず
「一番気になっていることはなんですか?」
とオープンクエスチョン
次にいちばんの気がかりだけではなく、身体、精神、社会、スピリチュアルの4側面も聴く
その方の物語を意識しながら聴く
可能だったら今に至るまでの経過を話してもらう
そこから物語、背景をつかむ

傾聴はおしゃべりではない!

感情や態度について矛盾したメッセージが発せられた時の人の受け止め方についての研究結果

話の内容などの言語情報 7%
口調や話の早さなどの聴覚情報 38%
見た目などの視覚情報 55%
良くも悪くも人は『言語情報以外』に大きく影響される


悩んでいる人、支えたい人と話すときは、いつもよりトーンを下げ、落ち着いてゆっくりと意識して話すこと

相手の話を聴くとき
机がある場合は並んで座るか対角線上に座る
対面でも斜めに座る
相手のほうに少し身体を傾ける
相手の顔を見て話すが、時に視線を外す
時々頷きながら、瞬き中に目をつむっている時間をやや長めにとることでしっかり聴いているという効果と視線が強くなりすぎるのを予防する効果がある
和顔愛語〜優しい顔つきと優しい言葉使い


傾聴には心と技術両方が必要
どちらかひとつでもいけない
そして自分がのめり込みすぎてもいけない
話を聴く側の精神も落ち着いていないと
相手の話を聴く準備ができない


最後に、この本の中で紹介されていた詩を紹介
『手紙〜親愛なる子供たちへ〜』
原作詞 不詳
日本語訳 角智織

手紙 ?親愛なる子供たちへ?

手紙 ?親愛なる子供たちへ?