笹の舟で海を渡る

笹の舟で海をわたる

笹の舟で海をわたる


戦後から平成までの女性の半生を
丁寧に描いている

自分の人生が
誰かに操作されているのか
自分が人生を選択しているのか
わからなくなる

そして
人生は思うようにはならないこと
そんなつもりじゃなかったのに
別な方向に進んでしまうこと
妙に納得するところがたくさんあった

人生って
山あり谷ありというけれど
一生をずっと輝かせ続けるなんてこと
なかなか出来ないんじゃないかな

自分の人生を振り返って
きっとあの時が一番輝いていたって思う時を
過ごしているその時は
今がピークだなんて思わないのかもしれないな

そう思うと
今の私は
すごく幸せな時を過ごしているのかもしれないって思う