わたしが障害者じゃなくなる日 〜難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた
- 作者: 海老原宏美
- 出版社/メーカー: 旬報社
- 発売日: 2019/06/01
- メディア: 単行本
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これを読むと
いかに自分が、
障害という言葉で見えない壁を作っていたかがわかってしまう
障害者と一線を画して
幼少の頃から生きてきたことに気づかされる
自立支援の名の下に
学校教育の場でも、障害者と健常者が隔てられていたことがわかる
当たり前に障害者と共に育ってきていたら
もっと社会は変わっていると思う
ただそこに居るだけで、
そこにあるだけで、
価値を見出し感動できるのが人間
それならば
障害者がただそこに居るだけでも価値があるんじゃないかと
海老原さんは問うている
尊厳死の問題が取り沙汰されているけれど
これも難しい問題
誰も本当に死にたいと思う人はいない
死にたいと思うほど、つらく絶望しているということ
そのつらさはなんなのか、どうしたらそれを解決できるのか
を考えることが、死ぬことを容認することよりも大切だと
ハッとさせられる言葉がたくさんあった
こんな夜更けにバナナかよを読んだ時も感じたけれど
障害を、どう捉えるか
違いを受け入れるってどういうことか
みんなが暮らしやすい社会ってなにか
考えさせられる