名もなき毒

名もなき毒 (文春文庫)

名もなき毒 (文春文庫)


自分には見えていない
理解できていない
が、この世にはあって
それに毒された人により
歪んだ怒りが生み出され
犯罪へ繋がることもある


普通って何か
大多数の人が抱く普通が
よく考えたら立派なことであり
ある一部の人から見たら、眩しすぎることでもあったりする


とにかく人間誰しも
闇や毒のようなものを多少なりとも抱えていて
それは
他人には本当には理解されないものなんだろうと思う


本の中で描かれた人物に触れることによって
人間の奥深さ
多様性を
まざまざと感じさせられる